ロベルト・カルロスがFリーグでフットサルするんだってさ

フットサル

ロベルト・カルロスが日本のFリーグにやってくるみたいですね。しかもエキシビジョンでは無く公式戦に1試合だけだそうですが。

色々想う事があるので書いてみようかなと思ったわけです。

 

そもそもみなさんロベルトカルロス知ってるんですか?って思ったんですけど・・・・・

知らない人の為に軽く紹介を・・・・

 

ロベカルとか余裕で知ってるよって人は下まで進んでくださいね。

 

 

ロベルト・カルロスとは・・・

 

世代的には少し前になるけど、もう知らない人は少ないと思う名選手だったんです。

何故フルネームで呼ばれるのかは知りませんが、悪魔の左足と呼ばれたキック力を持つロベルト・カルロス。

記録的な物には余り残っていないかもしれないけどチャンピオンズリーグやワールドカップも取ってる本当のレジェンドです。

現在では、攻撃的なサイドバックと言えばマルセロの名前が真っ先に上がるんだろうけど、当時は左のロベルト・カルロス、右のカフーに並ぶような攻撃的なサイドバックは少なくて誰もが知っている選手でした。

ブラジルのサイドバックの歴史の中でもインパクトある選手だったなぁと記憶しています。

 

ロベルト・カルロスと言えば、これ。

 

距離は30m以上、ちなみにゴールを守っているのは98年のワールドカップでゴールを守り優勝へ導いたファビアン・バルテズ。

 

独特の助走はウイニングイレブンなどのサッカーゲームでもモーションとして採用され、強シュートがウリの選手は誰もが憧れて真似していた記憶があります。

 

えっ?アウトサイド?

そうです、彼シュートをアウトにかけて蹴る事が多かったんですが、ロベルト・カルロスの強烈なキック力が見たことも無い変化をさせるんです。

 

ロベカル=アウトのキック

 

それくらいサッカーファンには浸透していた記憶があります。ただイン側で蹴るキックも上手いですけどね。

しかし、おかしいですよね、曲がり方。。。

 

私がイン側で必死に曲げようとしても敵いません(笑)

 

 

ロベルト・カルロスのプレーは?

 

 

こういう動画を見るととっても派手なストライカー顔負けのシュートが目立ちますが、彼のプレースタイルはオーソドックスな押し上げ系のサイドバックです。基本的には何でも出来る技術がありフィジカル的にも強いタフなサイドバックでした。

彼のプレーの特徴は何といってもキックです。

ロングレンジでも落ちない精度、凄まじい速度のサイドチェンジ、遠目から強烈なシュート、そして壁が死んじゃうんじゃないかって言うフリーキック。

強烈なタレントを集めていたレアル・マドリードではジダンと左サイドでコンビを組んでいた為、彼を活かすプレーが多かったですがタレント軍団の中でも見劣りしない技術と献身でチームを支えていました。

そして、上でも言いましたが、彼と言えば「アウトサイドキック」

とにかく驚かされる事ばっかりでした。

太もも半端なかったっす、マジで。もも肉何人前取れるんだよってレベルです。

 

さて次は本題です。

 

ロベルト・カルロスがFリーグに来ることについて

 

大多数の意見と同じく僕は反対です。

もちろん反対したって来ることは決まっていますしどうする事も出来ない訳なんですが。

 

何故、反対かってのはいくつか理由があります。

 

■Fリーグ選抜というチームに特例でロベルトカルロスを参加させるということ

■シーズン中に来日、一試合だけ、しかもFリーグ公式戦

■ロベルト・カルロスは元サッカー選手

この3つです。

 

 

Fリーグ選抜というチームに特例でロベルトカルロスを参加させるということ

 

Fリーグ選抜は、日本のフットサルのトップリーグであるFリーグに創設された若手選手の育成を主な目的とした選抜チームです。それ以外のFリーグ所属チームとは異なり、競争力を維持するという意味ではちょっと不思議な制度でした。

F2リーグが創設される際に、F1から降格(自主的な申し入れ)するデウソン神戸の代わりにF1に創設されました。J3にもJリーグ選抜等ありますが似たような感じです。

2018年8月現在、リーグ戦では中位に付けています。上位相手に勝ち点を奪う事もあり、リーグ全体へのもやっと感をとにかく増させる要素です(笑)

起業のバックアップがあり活動を行っているチームとは違い、勝っても負けてもダメージの無い組織をトップリーグに置くのは違和感しかありませんし、この競技の未来が不安になる取り組みです。

そして今回、そのチームにロベルト・カルロスを呼ぶと言います。

実際にFリーグでプレーしている選手たちも、引退した元Fの方も避難GOGOです。

デウソン神戸の降格によって様々な調整が必要になったのかもしれませんが、元々Fリーグ選抜がF1に送り込まれた事が間違ったことだと思います。そして興行との見境がつかなくなってしまっている気がします。

競技という言葉はいったいどこへ・・・・

 

シーズン中に来日、一試合だけ、しかもFリーグ公式戦

そもそもなんですけど、来るのは一試合だけみたいなんです。まだ契約の詳細などが発表されていないので何とも言えませんが、、、、

しかし、問題は公式戦に出場させるという事ではないですか?

エキシビジョンならまだしも、って思います。それなら全然いい企画だと思うんです。

ただね、

・まだまだ日本ではマイナー競技であるフットサルに生活をかけてプレーしている人たちがいるトップリーグ

・決して盛り上がってるとは言えないFリーグ所属のチームをスポンサードしてくれる支援企業たちの存在

・運営ボランティアによって成り立っている実情

・数少ないFリーグチームを応援する各クラブのサポーター

こういったものを蔑ろにして公式戦に出させるのはなんか違いますよね?

もちろんロベルトカルロスは見たいです。

でもね、Fリーグがいかに魅力の無いリーグでお客さんが入らないとは言え、さすがにこれは舐めてるなぁと思うのです。

 

ロベルト・カルロスは元サッカー選手

目的は客寄せパンダになってもらう事だと思います。

だけどリカルジーニョが来るってのとこれは全然違う。

Fリーグ選抜の若手も学ぶことがあるかもしれないですけど、サッカー選手から学ぶって難しくないですか?

もちろんサッカー選手としてのキャリアは凄まじく、若手がプラスになる事をロベルトカルロスはたくさん持っていると思います。だけど一試合だけ、わずかな練習しただけでチームに入ってきて特別扱いで・・・

って若手選手のメンタルの方が心配ですよ(笑)

 

もちろんロベルトカルロス目当てでたくさんのお客さんが押し寄せる可能性もありますよね。そこでフットサルの魅力に気付く方も、もしかしたらいるかもしれません。だけどね、有名なサッカー選手を見たいって人の多くはフットサルの事を少なからず知ってて多少の興味はある訳ですよ。でもその上でサッカーを選んでる訳です。

元サッカー選手を呼んで瞬間的な客寄せなら良いと思うんですけど、結局はロベルトカルロスはサッカー選手であって、Fリーグにはイベントとして来る訳です。いつまでたってもフットサルはミニサッカー。Jリーグでプレーしているサッカー選手が来たら余裕でプレーできる、フットサルはそうでもしないとお客さん呼べないっていう認知が進むだけじゃないでしょうか?

最終的に自分たちの首絞めますよ、これは。

 

今Fリーグ観戦で取り込むべきはフットサルを全く知らない層だと思うんです。だからもうちょいやり方あったんじゃないかなーって。試合のキャスターにジャニーズ使うとかさ、色々あるでしょ?

結構な大金を使ってると思うので、それならもうちょいマシな施策が打てたと思うんですよね。

 

 

 

考えれば考えるほどイライラしてきます。

 

ロベルトカルロスFリーグ参戦でフットサル業界の声は・・・・

スペインフットサルから学び、競技力向上に尽力している方です

ほんとですよねーリスペクト無さ過ぎー

こういうことやってるからナメられるんですよねー

ごもっともです。

日本協会「指示はしていません」

さて長くなりましたがプラスに働くんでしょうかね、色々心配です。

でもさ、一番かわいそうなのってロベルトカルロスじゃね?

呼ばれる場所間違っただけなのに(´・ω・`)

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